理事長ご挨拶Greeting
この度は、本学園のサイトにアクセスいただきありがとうございます。
篠ノ井学園は、昭和35年(1960年)に誕生いたしました。初代理事長窪田良平が長野市との合併前、篠ノ井市議会長として在籍の折、地元に通学する高等学校が無く、夜半に帰宅する学生の向学への情熱に一念発起し、篠ノ井市立の高等学校設立を計画したのが起因であります。
しかし、合併を控えて市財政が逼迫し、市立としての学校の実現が不可能となるや、有志の方々と私財を投じて学校法人篠ノ井学園を創立しました。
初代理事長は、村の費用をもって小学校の尋常科で学ばせていただくことができました。そのあたたかい支えが、人々への感謝の思いと、将来の日本を背負う世代への教育がいかに大切であるかを知り、「地域の若者があまねく高校教育を等しく受ける機会を与えたい」その夢を私立高等学校として実現した次第です。
その後、時代の要請と幼児教育の重要性にかんがみ、昭和44年(1969年)篠ノ井幼稚園、昭和46年(1971年)稲里に南長野幼稚園、昭和50年(1975年)小島田に東長野幼稚園、そして昭和55年(1980年)青木島に俊英幼稚園を開園しました。建学の精神である「質実・剛健・自主・独立」を心に高等学校1校・幼稚園4園で現在は生徒560余名、園児760余名が在籍しています。
そして、半世紀の月日を経て、生徒・園児2万余名が学び舎を巣立ち各界で活躍しています。
幼稚園では、豊かな情操を養い・健全な身体と精神を育成し・正しい基本的生活習慣を身につけられるよう、家庭では経験できないことを数多く体験し、「子どもらしく育つ時」を大切にしています。そして、蓄えた力がいつか花開き未来の変化に対応し、力強く逞しく生きてゆくことを願っています。
また高等学校は、己が求める進路を保障できるよう教育課程を組み、大いなる志を抱いて自らの生き方に誇りを持ち、人としての価値を真・善・美に求め、若者らしい品性を備え、「俊英」の校名に相応しい「すべてに優れた生徒」を輩出し、より一層地域の中核を担い、世界に羽ばたく有為な人材を育てることを願っています。
その為、高等教育専門課程を学んだ優秀な120余名の教職員が園児・生徒とともに汗し、保護者の皆様とともに悩み・喜び、日々研鑽と教育実践に励んでいます。
これからも地域の皆様の願いに応えて、「地域から愛され・誇りとされる」高等学校・幼稚園として努力してまいります。
今後とも皆様方のご理解とご支援を宜しくお願いいたします。