理事長 窪田 英一
校長 荒木 博明

 長野俊英高等学校ホームページを閲覧いただきありがとうございます。 

 本校は長野俊英高等学校として新たな歴史を歩みだしてから今年で21年目を迎えました。本校の創立者である窪田良平先生は、百年の大計である教育に、将来の日本を背負う若人の夢を託し、「地域の若者にあまねく高校教育を等しく受ける機会を与えたい」という願いから私財を投じて昭和35年に学校法人篠ノ井学園を創立しました。 
 それ以来、建学の精神である「質実・剛健・自主・独立」のもと一万有余の卒業生を世に送り出してきており、卒業生は創立者の想いを胸に平和で豊かな日本国のために各方面で活躍しております。 
 本校の教育目標は、個々の生徒の興味・関心・能力に応じた「進路の保証」と「高校生らしい品位ある若者」の育成を目指すことであり、弱者をいたわる人権意識に富んだ思いやりの心を持ち、モラル・マナーをきちんと守れる常識ある若者を世に送り出すことにより、地域から信頼され、地域の誇りと思われる高校を目指すことであります。 
 また、令和4年度より通信制を開校し、多様な入学動機や学習歴を持つ生徒一人一人の事情に寄り添いながら、添削指導、面接指導、メディアを利用した学習等を取り入れてきめ細かな支援を行っております。 
 さらに、生徒の学びを快適なものとするために、全教室に冷暖房、Wi-Fi環境、電子黒板等を完備し、学生ラウンジ(学生食堂)、人工芝グラウンド、俊英アリーナ(大体育館)、野球部屋外練習場と次々と充実した施設を整えてきました。 
 このような教育環境の中で、生徒一人ひとりの個性を大切にし、個々の可能性をさらに引き出し伸ばせるよう、教職員が一丸となって取り組んでおります。 

校長 荒木 博明

副校長 小林 尚人

「俊英 PRIDE」誇りと自信を大切に!

 自分の未来を作るのは、今までの自分とこれからの自分です。昨日の自分より一歩前進した今日の自分になれるか、そんな気持ちを持って生活することが皆さん自身の成長へと繋がっていくのではないでしょうか。
 高校生活は中学校とは違った環境の中で様々な経験を通して、まさに心身ともに自分の未来に向かって成長していく時間です。その大切な時間を皆さんが共有できるよう、先生方も日々研鑽を積みながら環境づくりに取り組んでいます。
 私たちの学びの場である長野俊英高校で小さな一歩を重ねながら、学校全体がもっともっと成長できれば素晴らしいと思います。

全日制副校長 小林尚人

副校長 中澤 哲也

個性を認め支える通信制の学び

 長野俊英高校は不登校生をはじめ生徒の様々なニーズに応え、俊英に入学した生徒は俊英で卒業していくことを目指し、令和4年4月に狭域通信制課程を開講しました。
 通信制課程の特徴を一言で表すなら「自由」です。その一方、自由の中、自分自身で自分を律する「自律」と、他者との共存・協調性が求められます。サポートに頼り切るのではなく、計画と目的意識を持ち、人生を自ら切り拓くことができる人間になることを期待しています。
 長野俊英高校は創立者の願いを根底に学ぶ意欲を評価して多くの生徒を受け入れます。何らかのつまずきによって不登校状態になってしまった方、学びに対するニーズや価値観の変化から必ずしも毎日の通学を求めない方、また自己のパフォーマンス(やりたい事)を最大限に生かすために通信制課程での学びを求める方など、多様な生徒の入学をお待ちしています。

通信制副校長 中澤哲也

設立の経過

 長野市との合併前、窪田良平先生が篠ノ井市議会議長として在職の折、地元に通学する高等学校がなく、夜半に帰宅する学生の向学への情熱に一念発起し、篠ノ井市立の高等学校設立を計画しました。しかし、合併を控えて市財政が逼迫し、市立としての学校の実現が不可能となるや、有志の方々とともに私財を投じて学校法人篠ノ井学園を創立しました。百年の大計である教育に、将来の日本を背負う若人の夢を託して、「地域の若者にあまねく高校教育を等しく受ける機会を与えたい」と私立学校の設立を実現した次第です。

窪田英一第四代理事長 『長野俊英高等学校50年のあゆみ』より

長野俊英高校生に望む

 皆さんが考える自由はどこにあるのか。高校で求められることは「自分で考える」ことです。自分たちで物事を進めていける自由を手に入れ、この自由を自覚し行動する生徒が充実した高校生活を送ることができるのです。

 高校の学習では中学校と比べて大量に学習内容が増えます。高校の授業は中学校で学習したことはすべて頭に入っているという前提で授業が進められます。毎日新しい内容が洪水のように出てきます。だから、予習と復習を大切にしてください。よく言われるA高校がよくて、B高校がよくないなんてことはありません。高校名やその校舎や環境で人を評価はできないのです。3年後どうなるかは全くわかりません。自分自身でどう考えて行動するか。高校という環境で自分で自分を変えていくのです。すべてはあなたの意欲次第なのです。目的は意欲があってこそ達成されるのです。

長野俊英高等学校参事 鈴木 久男